花弄り 雌蕊の婚姻 (はないじり めしべのこんいん)
花弄り 雌蕊の婚姻 (はないじり めしべのこんいん)
- 著者
- 西野花
- 画
- 石田要
- ●発売日
- 2018.08.10
- ●定価
- 本体 890円+税
- ●ISBN
- 978-4-7730-8891-5
この男を待っていた
末摘花国の第一皇子・槐は雌蕊に生まれたせいで後宮に追いやられた。雄蕊の愛妾たちに囲まれ発情期の身体は癒されても心は虚しい。
そんな時、金髪に青い目の異国の男・ウィロウと出逢う。突然、彼に抱きしめられた槐は逆らえないほどの欲情に身体を濡らしよがり泣いた。彼こそが槐の運命の番だった。
その日から後宮にウィロウが加わり、満たされるまま乱れる槐。けれど、政略結婚の道具として嫁がされる日は近づいていて──。
雄蕊(アルファ):身体能力や容姿に優れている。世の中の要職についていることが多い。
草(ベータ):平均的な人間。一番数が多い。
雌蕊(オメガ):最も数が少ない。発情期を持ち、雄蕊を誘惑する香気を放つ。