狐の婿取り-神様、危機一髪の巻-(きつねのむことり かみさま、ききいっぱつのまき)
狐の婿取り-神様、危機一髪の巻-(きつねのむことり かみさま、ききいっぱつのまき)
- 著者
- 松幸かほ
- 画
- みずかねりょう
- ●発売日
- 2015.10.10
- ●定価
- 本体 890円+税
- ●ISBN
- 978-4-7730-8803-8
俺より長生きするんだろ、琥珀……。
「こはくさま、げんきになるよね」
狐神の琥珀は医師・涼聖と結ばれ、チビ狐の陽と三人で仲睦まじく暮らしていた。村に雨が降らない日が続くことを不思議に思っていたが、それはやがて集落の人々にまで影響を与えるように。そして、意を決した琥珀が雨乞いの舞いを踊った時、一撃の雷によって琥珀の魂は引き裂かれてしまう。肉体はかろうじて留められたものの、訪れない目覚めの時。涼聖は琥珀を救うため、災いの元凶がいると思われる沢に向かうが――。