緋色の蜜蝶(ひいろのみつちょう)
緋色の蜜蝶(ひいろのみつちょう)
- 著者
- ななおあきら
- 画
- 街子マドカ
- ●発売日
- 2011.12.10
- ●定価
- 本体 890円+税
- ●ISBN
- 978-4-7730-8584-6
復讐のため、生きるため――売れるのは身体しかなかった。 「男の悦ばせ方を教えてやろう」義兄に殺されかけた魁を救ったのは、獰猛でいながら怜悧な目をした極道・舘林だった。住居も戸籍も失った魁に彼が示した選択肢は、男娼になるか死か。義兄への復讐の糸口を探すため、魁は男に抱かれることを選ぶ。妖艶な刺青を施され、調教という辱めを受ける日々。手練手管に長けた舘林との行為は心まで淫らに変えていくが、淫らになるほどに舘林は魁から離れていった。ふと寂しさを覚えた魁の胸には、復讐心よりも舘林への恋情が募っていたと気づくが……。